HG Plywoodの表面単板の技術仕様についてさらに詳しく見ていきましょう:
樹種 (木の種類)
単板(ベニヤ)の色と木目を決定する上で、樹種は非常に重要です。基本的に、木材は広葉樹と針葉樹に分けられます。また、細胞構造に基づいて、導管が太く木目がはっきりしたオープン・グレイン(環孔材)か、導管が狭く滑らかなクローズド・グレイン(散孔材)かに分類することもできます。
単板のカット(スライス)方法
カット方法によって、同じ樹種からでも木目が全く異なる表面単板層が生まれます。(以下の図解をご覧ください。)
- ロータリーカット(大根むき):丸太全体を薄く剥く方法です。この方法では一枚の大きな単板を作成でき、木目パターンは幅広く、柾目(ストレートグレイン)のような繊細な模様は現れません。
- リフトカット (追柾目):木材の半径に対して15度の角度でカットする方法で、木目の影響を最小限に抑えるために使用されます。
- プレーンスライス (板目):このカット方法では、大聖堂のドームのような流線的な木目パターン(板目)が形成されます。加えて、多くの丸太にはいくらか柾目(クォーターソーン)の模様も現れます。
- クォータースライス (柾目):この方法では木材にまっすぐな縦の縞模様(柾目)が形成されます。特にオークのような特定の樹種をカットする際、放射組織による特徴的な木目(虎斑など)が現れることがあります。
単板の貼り合わせ (マッチング)
パネルの特定の用途に応じて、さまざまなマッチング(貼り合わせ)技術が使用されます。ロータリーカットされた一枚板を除き、フルサイズパネル用の単板層はすべて大きなシートに組み立て(接ぎ合わせ)られます。個々の単板の配置を「単板マッチング」と呼び、完成したパネルに特定のパターンを生み出します。
- プレージングマッチ (色合わせ):木目パターンにとらわれず、色の均一性を重視して選ばれます。極端な色のコントラストは避けられますが、木目が一致しない場合があります。
- ブックマッチ (本開き):最も一般的な貼り合わせ方法で、隣り合った単板を本を開くように裏返して配置します。これにより、鏡写しのような美しく対称的な木目パターンが生まれます。
- スリップマッチ (順貼り):隣接する単板を裏返さず順番に配置し、常に同じ面が表に出るようにします。これにより木目のパターンが連続して繰り返し現れ、高い色調の均一性が得られます。
- ランダムマッチ (ランダム貼り):木目や色調を考慮せずに単板を組み立てます。結果として木目もランダムで、視覚的な連続性は保証されません。
- 一枚板 (ホールピース):接ぎ合わせのない一枚の単板を使用し、シート全体に一貫した木目が広がります。
単板のグレード評価 (等級)
- A+: 建築用パネルや高級家具など、最高級の用途向けのプレミアムグレード。
- A: A+ほどの最高品質は不要だが、依然として見栄えの良さを求める場合に。
- B: 天然木特有の自然な風味や外観を求める場合に適しています。
- C: 大きな色差や目立つ自然な欠点(節など)を許容するグレード。コスト重視のパネル用途に最適。
- D & E: 表面自体の使用には耐えますが、無制限の色差や大きな修復跡が許容されます。表面が隠れる場所や、素朴な外観が求められる場所に使用されます。